Poker Room Passport

ポーカーのレーキとは

レーキは、ポーカールームがポットから抜く手数料です。「5%」「10%」という数字だけを見て安いルームを選ぶと、実際のコストを読み違えます。このページでは、当サイトに掲載しているアジアの実在ポーカールーム18軒のレーキ実データを使って、レーキ・キャップ・ジャックポットレーキが手取りにどう効くかを整理します。

レーキの3つの要素

ライブポーカーのレーキは、次の3つがセットで決まります。どれか1つだけを見ても実際のコストは分かりません。

レーキ率ポットから抜かれる割合。5%か10%が主流。
キャップ(cap)1ハンドあたりの上限額。BB(ビッグブラインド)何個分かで表記される。
ジャックポットレーキ(JP)ジャックポットの原資として、レーキとは別枠で抜かれる固定額。

キャップがあるので、5%と10%の差は途中で消える

ここが一番誤解されやすいところです。レーキ率はポットが小さいうちだけ効いて、キャップに達した時点で差がゼロになります。

50/100(BB=100)で、キャップが4BB=400のときのポットサイズ別レーキが下の表です。

ポットレーキ5%レーキ10%
1,0005010050
2,000100200100
3,000150300150
4,000200400(cap)200
6,000300400(cap)100
8,000400(cap)400(cap)
10,000400(cap)400(cap)

10%側はポット4,000でキャップに到達し、5%側は8,000で到達します。つまりポットが8,000を超えると、5%のルームも10%のルームもレーキは同額です。5%が効くのはそれより小さいポットに限られます。

言い換えると、5%のルームが有利なのは「小さめのポットを数多く消化するゲーム」です。大きいポットが多いテーブルでは、レーキ率よりキャップの数字(4BBか5BBか)のほうが効きます。

ジャックポットレーキは別枠で抜かれる

JPレーキはキャップとは無関係に、毎ハンド固定で抜かれます。ここを見落とすと順位が入れ替わります。

50/100で、キャップに達したハンド1回あたりに抜かれる合計額(キャップ+JP)を実データで並べたのが下の表です。

ポーカールームエリアレーキcapJP合計(cap時)
Poker Brothers Manilaマニラ10%4BB400
Metro Card Club Manilaマニラ10%4BB400
City of Dreams Manila Poker Roomマニラ10%4BB50450
PokerStars LIVE Okada Manilaマニラ10%4BB50450
Newport World Resorts Poker Roomマニラ5%4BB100500
Masters Poker Clubマニラ10%5BB500
NUSTAR Casino & Resort / NUSTAR Poker Roomセブ10%4BB100500
Waterfront Cebu City Hotel & Casinoセブ10%4BB100500
Voyagers Poker Roomセブ10%4BB100500
GOLDENBELL POKER CLUBセブ10%4BB100500
Prime Poker Club Manilaマニラ10%5BB500
Royce / Jupiter Pokerアンヘレス10%5BB100600
Wild Aces Poker Sports Clubアンヘレス10%5BB100600
Casino Filipino Angeles / Century Pokerアンヘレス10%5BB100600

レーキ率だけ見ると5%のルームが最安に見えますが、キャップに達したポットでは順位が変わることがあります。JPレーキの有無と額まで含めて比べないと、実際のコストは出ません。

「なし/不明」「未確認」のルームはこの表から除いています。掲載しているのは確認できた数字だけです。

1時間あたりでどれくらい抜かれるのか

感覚を掴むための試算です。1時間25ハンド・すべてキャップに達すると仮定した場合、テーブル全体から抜かれる額はこうなります。

条件1ハンド1時間(25ハンド)
cap 4BB(JPなし)40010,000
cap 4BB + JP5045011,250
cap 5BB(JPなし)50012,500
cap 5BB + JP10060015,000

実際には全ハンドがキャップに達するわけではないので、これは上限側の目安です。それでも cap 4BB と cap 5BB の差が1時間で2,500、JPレーキ100の有無が1時間で2,500動くことは押さえておく価値があります。

エリアごとのレーキの傾向

掲載しているルームの実データをエリア単位でまとめるとこうなります。

エリア50/100のレーキ傾向掲載数
マニラ5% 4BB +JP100、10% 4BB +JP50、10% 5BB、10% 4BB、10% 未確認8軒
アンヘレス10% 5BB +JP1003軒
セブ10% 4BB +JP1004軒
ソウル・仁川50/100のレーキ情報なし3軒
チェジュ50/100のレーキ情報なし2軒
マカオ50/100のレーキ情報なし2軒
ラスベガス・ストリップ50/100のレーキ情報なし8軒
ラスベガス・ローカル / ダウンタウン50/100のレーキ情報なし7軒

結局どう選ぶか

  • 小さめのポットを数多く打つならレーキ率(5%か10%か)が効く
  • 大きいポットが多いならレーキ率は関係なくなり、キャップの数字(4BBか5BBか)で決まる
  • JPレーキは毎ハンド固定なのでハンド数が多いほど効く。レーキ率より先に確認する価値がある
  • レーキは現地で変わることがある。掲載している数字は確認時点のもので、訪問前の確認を前提にしてほしい

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